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バストアップで巨乳になったツモリング

バストアップで巨乳になったつもりでした。大きく頑張ったはずなのに結局変わらなかったのです。もはや都市伝説ですよね。

今一度、マッドマックスのこと [雑記]

興奮だけでうまく言葉にならなかった新作の『マッドマックス』、
すこし言葉にできそうな気がする。

 1作目は、妻子の復讐戦だけれど、マックス自身、警察に身を
置いているだけで、自分の中身は暴走族の彼らとあまり変わら
ないメンタリティというか素質がある、乗っているものがパトカーか
どうかという違いだけだ、と言っている。
 狂いたぎるものを抱えていて、今にも道を外してしまいかねない
面があったからこそ、復讐に走り、以後一匹狼として生きていく
続編の展開になっていったというか。2作目、3作目はその一匹狼の彼が、『シェーン』のようにトラブル
のある場所に辿り着いて、意にはそぐわないが、しかし警察官で
もあった血も目覚めて道連れができる。それを助けて、目の前の
悪に対峙するずば抜けた不屈の精神があって、それがアクションと
ストーリーとに結びついて面白かったんだと思う。
 3作目は、やたらめったら人がいる町の設定とか、子供たちに
調子を狂わされていたりしたのでなんだかなあ、な印象だったもの
の、4作目と同じ圧制者との戦いという骨組があって、やはり同じ
シリーズだとうなずける。

 4作目は、2作目で自爆したマシンが再登場という意味では、
厳密には同じ時間軸にはなくて、新シリーズ仕切り直しなんだろう
なあ、とは思った。
 現在の世界情勢を見て考えたストーリーというだけあって、全て
を独占してちょっとだけ分け与えることで人々を飢餓状態のまま
支配するイモータン・ジョーにうならされた。
 登場したマックスは深く心が病んでいるのがフラッシュバックの
様子からわかるし、あんなに画面に出てるのに、ほとんどしゃべる
ことがない。あっても単語みたいなレベル。ひきこもって、肉体的
反射神経や戦闘能力だけで生きている。
 その彼が、ジョーのもとから逃げ出したフュリオサと、敵対しな
がらもまるで一緒に呼吸をするようにお互いを補い合いながら
戦い始めるところにある種の心地よさを感じる。ここでもまた、
マックスは、意にそぐわず、一人で生きようとしたのに道連れが
できてしまうのが面白さだと思う。
 乗り込んできたウォーボーイの純情にひかれるジョーの嫁との
ロマンスも、乾いた物語に潤い(というか、壊れた世界の中で、
正しく再生する世界というか)を与えていた。
 最後は、逃げるだけでなく、真正面から突破してやろう、とやっと
マックスがまっすぐに立ち上がってクライマックスになっていく。
一丸となって、一人、また一人と失いながらも戦い抜くが、しかし、
やはり彼は狂った一匹狼であって、平和の訪れた中に居場所は
求めない(見つけられない)ことを見届ける映画だった、と思う。
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